ラクトフェリンの研究はまだこれから

ラクトフェリンの研究はまだこれから

ラクトフェリンは、1939年にデンマークの医師によって発見されたタンパク質です。人工乳で育った乳児よりも、母乳を飲んで育った乳児の方が病原菌に感染しにくいことから、この成分には免疫機能を高めてくれる効果や病原菌やウィルス感染を予防してくれる効果などがあることが判明しています。世界各国で研究され、がん予防の効果やNK細胞の活性化に効果があることが判明しています。

日本の乳業メーカーでも研究は行われており、発がん物質とラクトフェリン入りの餌をラットに与えたところ、ラクトフェリンを与えなかったラットの大腸がんの発生率が約60%だったのに対して、大腸がんの発生率を20%程に抑えることが出来たという結果が発表されています。

また、人に対する試験では、実際の大腸がん患者にラクトフェリンを一年間服用させたところ、大腸ポリープの成長を抑制し、さらにポリープの大きさを小さくさせることが出来ました。このように、発生してしまった病気に対してもこの成分は効果があるということがわかっています。

ラクトフェリンとがん細胞について

人間の身体には、約60兆個の細胞があるといわれています。細胞は生まれたときから死ぬときまで、新陳代謝を繰り返して生き続けていきます。したがって、長生きをすればするほど細胞ががん化する回数は増えていきます。

もちろん、がん化した細胞がすべてがん細胞になるわけではありません。身体には免疫力が備わっており、ナチュラルキラー細胞ががん細胞を攻撃してくれるため、がん細胞を死滅させることが出来るのです。

ラクトフェリンという成分は腸の中で有効に働くと、腸内にある免疫細胞を活発化させてくれる働きがあります。免疫細胞の半分以上の割合が腸の中に存在しているため、人はすぐに病気に冒されることはないのです。

しかし、何らかの理由で免疫機能が低下してしまうと、その力は弱くなってしまいます。毎日をどれだけ健康的に暮らすかによって、病気になりやすい人となりにくい人が出てくるのです。

ラクトフェリンサプリは腸溶性か耐酸性

ラクトフェリンサプリは腸溶性か耐酸性

生まれたばかりの乳児は胃の発達が未熟な状態であるため胃液も少なく、母親の母乳からラクトフェリンを摂取しても、そのまま有効成分を腸に届けることが出来ます。しかし通常、ラクトフェリンを摂取すると胃酸によって成分が分解されてしまい、腸管へ届けることが出来ません。

がんを予防するためには、腸溶性または耐酸性のサプリメントを摂取し続けるとよいでしょう。ラクトフェリンは牛乳アレルギー以外の方であれば、副作用の心配はありませんので、摂取し続けても大丈夫です。

有効成分が腸管からリンパ系に移行していくことが研究によって判明されていますので、リンパ系のがん細胞に対しても、病気の進行を遅らせられる可能性があります。免疫細胞を活性化させ、炎症反応を抑えてくれる働きがありますので、進行中の病気に対しても効果を期待することが出来るでしょう。

ラクトフェリンはがん治療と併用して使用

ラクトフェリンはがん治療と併用して使用

ラクトフェリンはがん治療の補助的治療として、医師と相談しながら併用されるのがよいでしょう。

現在の医学で出来る治療法には、局所療法として病巣を手術で切除する方法や、放射線を病巣に当てて細胞を攻撃する方法、レーザー照射をする方法があります。また、すでに病気が全身に浸食している場合には、全身療法として抗がん剤治療や免疫細胞療法が行われる場合もあります。早期であれば病気を完治させることも出来ますが、残念ながら治療が遅れた場合には、病気の進行を食い止めるしか方法がない場合もあるでしょう。

ラクトフェリンは、身体に害を与えるものではありません。化学療法や抗がん剤を使用した場合には、様々な副作用が出てきますが、そうした副作用の心配もありません。哺乳動物の乳由来の成分ですので、本来の病気の治療と併用しながら摂取するとよいでしょう。

ラクトフェリンは補助的な役割

デンマークの医師によって1939年に発見されたラクトフェリンには、様々な効能や働きがあります。免疫細胞を活性化させてくれる働きもありますので、がん治療にも効果を期待することが出来ます

腸溶性や耐酸性のサプリメントであれば、胃酸に分解されず有効成分を腸に届けられます。腸管から成分がリンパ系に移行しますので、リンパ系のがん細胞に対しても病気の進行を遅らせる効果が期待できます。

現在の医学で出来る治療法には病巣を手術で切除したり放射線やレーザーを病巣に当てたりする方法や、抗がん剤治療などがありますが、これらの治療と併用しながら行うとよいでしょう。ラクトフェリンはあくまでも補助食品として使用し、健康な身体を維持しましょう。