強い抗菌作用を持つラクトフェリンはピロリ菌にも効果あり?

強い抗菌作用を持つラクトフェリンはピロリ菌にも効果あり?

母乳を始めとする外分泌液や血液に含まれるというラクトフェリンは、強い抗菌作用によって粘膜や乳児を感染から守る働きがあります。
この抗菌作用を他のことにも利用できないかと研究が進み、現在では腸内環境の改善や免疫機能の向上、ひいては美肌やアンチエイジングなどでも活用されるほどです。

そして、日本人にとって殊更気になるのはピロリ菌の抑制にも効果があるのかどうかということでしょう。
日本人の二人に一人がピロリ菌に感染しているとされ、先進国の中では感染率が高いのが現状です。

多くの菌は生育や増殖に鉄が必要であり、ラクトフェリンは強力に鉄と結びつくことで菌から鉄を奪います。

また、グラム陰性菌の細胞膜を脆弱化やバイオフィルムの形成阻害によって、増殖を抑えながら胃壁に定着するのを防いで菌の排出を促してくれるのです。
この作用によって、ピロリ菌の抑制にも効果を期待できるでしょう。

ピロリ菌は様々な病気の引き金になります

ピロリ菌は様々な病気の引き金になります

ピロリ菌によって引き起こされるものといえば、胃痛や慢性胃炎、胃潰瘍、胃がん、十二指腸潰瘍などの消化器官の症状が真っ先に思い浮かぶのではないでしょうか?

確かに、WHOでは胃がんの原因だと認定されていますし、胃に常駐している菌なので消化器官への影響が強いのは当然です。

しかしながら、それが消化器官への影響しかないということにはならず、研究によって特発性血小板減少性紫斑病や子供の鉄欠乏性貧血、慢性蕁麻疹などの引き金にもなっていると明らかになってきました。

特発性血小板減少性紫斑病とは、出血を止めるのに必要な血小板が減少して血が止まりにくくなる原因や治療法などが明確にはなっていない難病で、この病気を発症した人でピロリ菌の感染が認められた場合は真っ先に除菌を行います。

また、ヒト悪性腫瘍の原因になることがわかっている唯一の細菌でもあり、しっかりとした予防と対策が必要です。

ピロリ菌の除菌をサポートするのに最適

ラクトフェリンにピロリ菌の抑制効果があると言っても、それだけで除菌ができるというものではありません。
感染予防や増殖を抑えることにこそ真価を発揮するものだと覚えておいてください。

除菌療法は抗菌物質を一定期間飲むことで行い、再検査して菌が検出されなければ完了、検出されれば数か月休ませてから別の抗菌物質で再度治療を行います。

もしこの時、菌の検出に失敗して菌が残っていることに気付かないと、数年後に再び胃炎などの症状が現れるばかりか、いくつかの抗生物質に対して耐性を持っている耐性菌になっているかもしれません。
そうなると除菌はさらに難しくなってしまいます。

除菌療法ではなるべく一回目で菌を全滅させることが望ましく、そのためには菌を弱らせ、量を減らしておくことが大切なのです。
日頃からラクトフェリンを摂っておくことで、除菌もスムーズに行えるようになるでしょう。

ラクトフェリンを毎日飲んでピロリ菌予防

ピロリ菌の保菌者は50歳以上に多いと言われていますが、15歳以降での感染は極めて稀とされています。
感染経路はハッキリしていないものの唾液や歯垢、嘔吐物、糞便などからピロリ菌が検出されており、それらに汚染されたものを口から摂取することで感染すると考えるのが自然でしょう。

つまり、衛生状態が悪かった時代に生まれた方が子供の頃に感染し、年を重ねて「50歳以上の方に保菌者が多い」現状に至ったと考えられます。

これは、免疫機能が弱い15歳未満の子供の感染が多いことを示しており、もしこの頃に感染してしまうと親や祖父母が保菌者だった場合に再感染するケースも少なくないということです。

そのため、効率を考えると15歳以上になってから除菌となることもあります。
このことからも、子供への感染予防と既に感染してしまった場合のピロリ菌抑制が重要になり、家庭での対策が求められるでしょう。

健康のために家族で続けよう

健康のために家族で続けよう

このように、ラクトフェリンには強い抗菌作用があり、日本人の感染者数が多いピロリ菌の抑制や感染予防にも効果的です。

ラクトフェリンには、菌が活動して増殖するのに欠かせない鉄を奪い、胃壁に留まるために必要なバイオフィルムの形成を阻害することで、増殖と定着を防ぐ作用があります。

ピロリ菌は胃がんの原因であると認められている他、胃潰瘍や十二指腸潰瘍などの消化器疾患、そして血小板や血液などにまで影響を及ぼすため、感染したら早めの対策が必要です。

しかし、感染した場合には除菌療法が望ましく、除菌を一回で完全に行うために菌を弱らせ、数を減らすといったサポート面で真価を発揮してくれます。

もちろん、感染率の高い子供や免疫力の低下した方、健康でいたい方が毎日摂ることで、ピロリ菌を始めとする様々な菌、ウイルスによる感染症の予防に役立つでしょう。