母乳に含まれるラクトフェリンの威力とは

ラクトフェリンは哺乳動物の乳に含まれている成分で、健康や美容に多くの効果をもたらすと、今話題になっています。

ラクトフェリンの主な効果に、腸内環境を整える効果貧血予防ドライアイの改善・エイジング対策効果・骨粗鬆症予防効果などが挙げられます。

母乳の中でも特に初乳に高濃度のラクトフェリンが含まれており、免疫力の乏しい赤ちゃんでも初乳を飲むことで、細菌やウィルスから自分の身を守ることができ、健康に成長していくことが可能になります。生まれたばかりの生命にとって、優しく守ってくれていたお腹の中とは違う外の世界で生き抜くことは、とても大変なことです。

まず、母親の体外へ出た途端に、空気中にある様々な病原菌やウィルスに自分の身を晒すことになります。しかし、母乳に含まれるラクトフェリンのおかげで抗菌効果・抗ウィルス効果・免疫力が身についているので、かよわい赤ちゃんでも病気を極力避けることが可能となります。人間の初乳は牛の初乳に比べるとかなりの高濃度のラクトフェリンが含有されているため、高い抗菌力によって乳児を様々な病原菌から守っていくことが出来るのです。

ラクトフェリンの恩恵を受けられる時期とは

ラクトフェリンの恩恵を受けられる時期とは

ラクトフェリンは母乳由来の成分であるため、その恩恵を受けることが出来るのは授乳期の赤ちゃんのみとなります。大人でも母乳に似た牛乳を飲めばいいのではないか、と考える方もいらっしゃるかもしれませんが、ラクトフェリンはとても熱に弱く、加熱殺菌された市販の牛乳には微量しか残っていないのです。

また、ラクトフェリンは胃酸にも弱いため、生乳を飲んでも胃酸で成分が破壊されるので、腸に届くのはほんのわずかです。母乳からラクトフェリンを摂取している乳児の場合は、胃の機能が未熟であるため成分が分解されることなく胃の中を通り、腸へそのまま送られていくため、ラクトフェリンの恩恵を受けることが出来ます。

しかし、大人でもラクトフェリンを摂取する事は可能です。加工技術が進んだ現在では、ラクトフェリンを大量に生産することが可能になり、胃酸で分解されず腸に成分を届けることが可能となりました。

製品化も進み、今では多様なタイプのラクトフェリン製品を見かける事ができます。中でもラクトフェリンが配合を謳ったヨーグルトや栄養補助食品・人工乳・サプリメントがメジャーなので、これらの製品から自分に合った物を見つけていくと良いでしょう。

ラクトフェリンのストレス緩和効果とは

ラクトフェリンのストレス緩和効果とは

生まれたばかりの哺乳動物の赤ちゃんは、真っ先にお母さんの母乳を飲みます。母乳に含まれているラクトフェリンには、ストレスを緩和させてくれる効果があります。マウスを使用した実験では、産まれたばかりマウスにラクトフェリンを与え、母親から離すというストレスを加えたところ、ラクトフェリンを投与したマウスはストレスが緩和された、という実験報告があります。

授乳という行為は、哺乳動物にしかない行動でもあります。人間も授乳時には、お母さんの脳の中ではオキシトシンというホルモンが分泌されるため、それによって幸福感を覚えます。また、このオキシトシンホルモンが大量に分泌されることによって乳腺が刺激されて、乳汁分泌量も増えるため、赤ちゃんによりたくさんのラクトフェリンを送ることが出来るという良い循環も期待できます。

オキシトシンホルモンは出産時、授乳時の僅かな時期にしか分泌されないホルモンですので、とても貴重な存在です。授乳タイムがただの栄養補給の時間というわけではなく、母子にとって幸せな時間でもあることが分かります。

ラクトフェリンの腸内免疫細胞活発化効果とは

母乳の中に含まれているラクトフェリンには、腸内の免疫細胞を活発化させる働きがあります。腸内に存在しているビフィズス菌の量を増やしてくれる働きがありますので、腸内細菌のバランスを整え、腸内免疫細胞を活性化させてくれるため、母乳を飲んだ赤ちゃんは、次第に腸の中で免疫力を高めることが出来るのです。

誕生したばかりの赤ちゃんの腸の中は善玉菌で占められていますが、時間の経過とともに悪玉菌が増えていきます。腸内に悪玉菌が増えていくと、便秘などの症状が出始め、病原菌に対する抵抗力も低下してしまいます。授乳期を終え、離乳食が始まった頃の子供は病気にかかりやすくなるのです。

最近の傾向では、授乳期間を短くし、離乳食の時期を早める育児法がありますが、赤ちゃんの健康のためには、授乳期間を長くした方がお腹の健康のためとなるでしょう。

ラクトフェリンで健康な免疫の贈りものを

ラクトフェリンで健康な免疫の贈りものを

ラクトフェリンは哺乳動物の母乳に含まれる成分で、抗菌効果・抗ウィルス効果・免疫力を高める効果や赤ちゃんのストレスを緩和させる効果などがあります。母乳の中でも、特に初乳には高濃度のラクトフェリンが含まれており、赤ちゃんに免疫力という初めての贈りものをすることが出来ます。

また、授乳中の母親の脳中では、オキシトシンホルモンが分泌され、脳の中で幸福感を覚えることが出来ます。このホルモンは授乳という行為によってさらに分泌され、乳汁の分泌量も高めていくことが出来るため、乳汁に含まれるラクトフェリンをさらにたくさん赤ちゃんに送ることが出来ます。授乳期間は出来るだけ長くした方が、赤ちゃんの腸内環境を良好にし、病気やウィルスからも守ることが出来るでしょう。